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祝島&長島訪問記 [原発]

10月4日(土)
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祝島では、今年新しく出来た定食屋「古泉」で昼食を取ることにしていました。「古泉」は分かりにくいところにあるらしく、みさき旅館さんが案内してくれました。実際、道路ではないところを通らなければたどり着けないところで、祝島らしさを感じました。

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昼食後、祝島小学校に行き、海の向こうに見える田ノ浦をみました。祝島の東側にある田ノ浦は4.5kmしか離れていません。中国電力はここに上関原発を建てようと目論んでいて、その姿勢は今も変わっていません。
 しばらく島内を散策した後、みさき旅館で、上関原発を建てさせない祝島島民の会の事務局次長の山戸孝さんのお話しを伺いました。

山戸孝さんのお話し
 中国電力は山口県の豊北や田万川に原発を建てようとしたが住民の反対で建設できませんでした。そこで、中国電力は上関では町議や漁協長、民生委員など町の顔役に根回しをし、上関町から原発誘致をお願いする形にさせました。また住民を原発施設に連れて行き、綺麗な施設を見学させ美味しいものを食べさせたりしました。しかも原発のメリットばかり言ってデメリットは言いません。祝島の人達は電力会社に不信感を持ち、早朝、港へ行き、地元の漁師達の話を聞くなどしました。また祝島には原発で働いていた人や広島で原爆に遭った人もいので、直ぐに上関原発建設計画反対に立ち上がったそうです。
 祝島ではインターネットを使ってビワ茶やヒジキなどの通販を行っているそうです。商品に上関原発建設計画に反対していることを知らせるチラシを貼っているので、原発に関心の無い人がチラシを見て関心を持ってくれ、「もっと協力したい」と言ってくれたりするそうです。

夕方、再び散策を開始。
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練り塀をのある路地を散策したのち、こちらも今年で来た岩田珈琲店に行きました。
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5日(日)
 台風18号の影響で朝から小雨が降っていました。午前中の散策を諦め、旅館で学習会をしていると、みさき旅館さんが「今日の定期船の夕便は出ません。昼便は祝島に船が着くと直ぐに室津に向かうそうです」と知らせに来てくれました。本来10時40分に祝島に入港した定期船は12時30分に出港します。しかし、台風の影響のため、10時40分に祝島に入港した後、直ぐに出港するというのです。すでに9時30分を過ぎています。慌てて帰り支度をしました。
 定期船はかなり揺れました。台風はまだ離れているのに、波が高ければ定期船は出なくなります。離島は天気次第で完全に孤立します。もし、原発事故が起きたらと想像すると、祝島の人達が断固反対している理由がよく分かりました。
 四代港に到着すると、雨は止んでいました。二日目の目的は中国電力が上関原発建設を目論む田ノ浦の浜に降りることです。今回、初めての参加者もいるので、行けるところまで行ってみました。四代のメイン道路から少し外れた道を車で走ります。この道を使うのは中国電力の関係者か原発に反対している人だけでしょう。山道ですが舗装されています。しかしその舗装が至るところで剥がれ雨水がたまっていました。
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道のそばにはまだ、こんな看板があります。
途中で雨が強くなったので引き上げることにしました。

 午後から上関の自然を守る会の代表の高島美登里さんの話しをお聞きしました。
高島美登里さんの話し
 これまでの調査で、ワシントン条約保護動物スナメリ・環境庁絶滅危惧種ハヤブサ・水産庁危急種ナメクジウオ・世界的に希少なヤシマイシン近似種などを確認し、その結果、上関周辺の海域が世界的にも貴重な生物多様性のホット・スポットであり、1960年代以降の人工的改変により失われた、瀬戸内海の健全な環境が奇跡的に残された「奇跡の海」であることが確認できました。さらに、国の天然記念物のカラスバトの生息確認や、日本海特産種であるスギモク群落を発見しました。特に、2008年からは国の天然記念物でIUCN(国際自然保護連合)指定の絶滅危惧種であるカンムリウミスズメの世界で唯一の周年生息地であることや、オオミズナギドリの世界で唯一の内海繁殖地であることなど、鳥類の分野における新しい知見も蓄積しています。
 調査のきっかけは中国電力の環境アセスメント。環境影響評価法ができたため、縦覧がありました。その時に祝島の人達が中国電力の環境アセスメントにスナメリが載っていないことに気づきました。中国電力のアセスメントを調査し不備を告発。中国電力は追加調査のために原発計画の実施を2年3カ月遅らせざるを得なくなりました。
 先日、朝日新聞の「プロメテウスの罠」に載り、周りの人に何か言われるのではと緊張していました。毎朝のランニングでは挨拶をする顔見知りの人が何人かいます。その人が近づいてきて「あんた新聞に載っとったね」と声をかけてきました。何を言われるのだろうと心配していましたが、応援してもらえました。なかなか表には出ませんが、原発反対の人は増えていると感じています。

 以上で全ての行程を終え帰路に就きました。国も中国電力も上関原発建設を諦めていません。今後も祝島の人々と共に上関原発建設計画に反対していきましょう。
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